完璧主義はやめよう
モチベーションが高い人が陥りがちなことが完璧主義です。自己管理できる自分に対して、真面目な人が多いのですが、反面完璧主義によって自分の理想と現実のギャップを感じやすくなります。例えば自分が決めた参考書をここから何日で何ページ進めると決めたとします。しかし現実にはイレギュラーな出来事が起きた時、その壮大な理想は崩壊するわけです。(メチャクチャ気疲れすることが起きた、風邪をひいた、眠いなど)そうすると完璧主義者は自分の計画が甘かったとまた1から計画を立てて練り直し、リスタートするでしょう。ゆとりを持って計画を立てれば万事解決するはずと考えたりするのが例です。
ですがこれもまた失敗する可能性が高いです。なぜなら物事は使える時間があればあるほど時間がかかるという性質があるからです。建設の計画が遅れると耳にしますが、まさにいい例ですね。
であれば、どうすれば私たちは物事を完遂させることができるのか。
それは時間はかかるものにはかかるということを自覚するところから始まると思います。計画というものは今現在の決意表明でしかありません。計画を立てた時点で、未来は確定されたものと勘違いしてしまいそうですが、未来がそれに応える義務はありません。今の私たちと一切関係がないのです。
ですから私たちがやれることは、何をし何をしないか決めること。そして完全な状態はあり得ない、受験なら不完全のまま本番を迎えるということを受け入れることが必要になると思います。これが完璧主義を捨てるということです。そうすれば少なくとも計画倒れで無力感だけを感じる日々から脱することができるかもしれません。参考書も中途半端、暗記も中途半端、あれも覚えていない、この単元は不安、そうした状態が普通ですので気にしなくてもいいです。
あと、塾も予備校も合格は保証してくれません。本人の能力、当日の試験問題の相性、その他諸々の要素があって初めて合格するからです。当たり前ですね。自分の将来を他人に背負ってもらうよりもあなたが合格する方法を本当に考えませんか?